南京の「太平天国記念館」に美しい彫刻のほどこされた石製の大水盤があります。この水盤は一九五五年に南京の瞻園―この瞻園というのは一八五三年、太平天国軍が南京を攻めおとしたとき、この農民革命軍の指導者の一人、東王の楊秀淸が三日程住んだところです―のなかで発掘されたものですが、その道の專門家羅爾綱氏などの鑑定で、太平天国時代の遺物と確定、館內に陳列される運びとなりました。この大水盤は当時民間の石工が、大...
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南京の「太平天国記念館」に美しい彫刻のほどこされた石製の大水盤があります。この水盤は一九五五年に南京の瞻園―この瞻園というのは一八五三年、太平天国軍が南京を攻めおとしたとき、この農民革命軍の指導者の一人、東王の楊秀淸が三日程住んだところです―のなかで発掘されたものですが、その道の專門家羅爾綱氏などの鑑定で、太平天国時代の遺物と確定、館內に陳列される運びとなりました。この大水盤は当時民間の石工が、大...