新しい社会·新しいモラル

日本には浦島太郞の話があるが、中国にもこれによくにた話がある。仙人の住む国へ行つた男が七日間滯在して人間世界に帰つてみると、世の中はすつかり変つて何もかも目新しいものばかり、よくきいてみると、この七日間に、人間の世界では一千年たつていた、という話である。わたしはここでこの話のもつ意味をせんさくするつもりはない。ただ新中国のめざましい移り変りの引合に出しただけのことである。解放前中国に來られ、滯在期...