取入れどきの一日

あたらしく掘つた川がひろい沃野をつらぬいてながれ、灌漑水路が網の目のようにひろがつている。南は靑々とした海で、この海に向つて七つの村落が半円形をえがいて点在している。ここ河北（かほく）（ホーペイ）省撫寧（ぶねい）（フーニン）縣の七つの村落では、七百三十四戸、あわせて三千二百人の農民が一九五四年から農業生產協同組合を組織しており、渤海（ぼつかい）（ポーハイ）湾にのぞんでいるので、渤海協同組合と命名さ...