『永楽大典』は歷史的な意義をもつ百科全書式の一大類書であり、世界でも最大の百科全書のひとつといえる。これは明の永楽元年から同五年(一四〇三―七年)にかけて編さんされ、合計一万一〇九五冊、政治、経済、法律、道德、礼節、哲学、歴史、地理、天文、曆法、陰陽、生物、医藥、文学、芸術その他の各方面にわたり、当時として集めうるかぎりの書籍のほとんど全部を網羅したものである。このぼう大な筆写本は十九世紀の末年に...
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『永楽大典』は歷史的な意義をもつ百科全書式の一大類書であり、世界でも最大の百科全書のひとつといえる。これは明の永楽元年から同五年(一四〇三―七年)にかけて編さんされ、合計一万一〇九五冊、政治、経済、法律、道德、礼節、哲学、歴史、地理、天文、曆法、陰陽、生物、医藥、文学、芸術その他の各方面にわたり、当時として集めうるかぎりの書籍のほとんど全部を網羅したものである。このぼう大な筆写本は十九世紀の末年に...