私にとって二〇〇五年十二月二十八日は記念すべき一日であった。この日、北京の人民大会堂で第四回「孫平化日本学学術奨励基金」授賞式が行われ、私の著書『近代日中新語の創出と交流』が一等賞に選ばれた。受賞者の代表として演壇に立った私は、こんな話をした。「この基金を設立された孫平化先生に、敬意を抱かずにはいられません。中日友好のために生涯を捧げられた孫先生には、中日両国間の政治情勢に波風が立つようなことがあ...
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私にとって二〇〇五年十二月二十八日は記念すべき一日であった。この日、北京の人民大会堂で第四回「孫平化日本学学術奨励基金」授賞式が行われ、私の著書『近代日中新語の創出と交流』が一等賞に選ばれた。受賞者の代表として演壇に立った私は、こんな話をした。「この基金を設立された孫平化先生に、敬意を抱かずにはいられません。中日友好のために生涯を捧げられた孫先生には、中日両国間の政治情勢に波風が立つようなことがあ...