清王朝(1644~1911年)は、東北地方から山海関内に「入関」して以来、関内(現在の河北省)に2カ所の皇族陵園を建てた。それが北京の東、河北省遵化市にある「清の東陵」と、北京南西の河北省易県にある「清の西陵」である。清の東陵は、順治十八年(一六六一年)に第三代皇帝·順治帝の孝陵を起工してから、光緒三十四年(一九〇八年)に慈禧太后(西太后、第十代皇帝·同治帝の母)の定東陵が完工するまで、あわせて二...
Please login first!
清王朝(1644~1911年)は、東北地方から山海関内に「入関」して以来、関内(現在の河北省)に2カ所の皇族陵園を建てた。それが北京の東、河北省遵化市にある「清の東陵」と、北京南西の河北省易県にある「清の西陵」である。清の東陵は、順治十八年(一六六一年)に第三代皇帝·順治帝の孝陵を起工してから、光緒三十四年(一九〇八年)に慈禧太后(西太后、第十代皇帝·同治帝の母)の定東陵が完工するまで、あわせて二...