隷書は、中国書道の五大古書体、つまり篆階、隷書、楷書、行書、草書の1つだ。その起源は戦国時代末期(紀元前1世紀ごろ)にさかのぼり、漢代(前206年~紀元220年)に盛んになった。後漢時代(紀元25~220年)の石碑はその代表として、書道史では「漢碑」と呼ばれている。「乙瑛碑」(いつえいひ)は、後漢の永興元年(紀元153年)に立てられ、現在は山東省曲阜の孔子廟に保存されている。その字体は端正でおおら...
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隷書は、中国書道の五大古書体、つまり篆階、隷書、楷書、行書、草書の1つだ。その起源は戦国時代末期(紀元前1世紀ごろ)にさかのぼり、漢代(前206年~紀元220年)に盛んになった。後漢時代(紀元25~220年)の石碑はその代表として、書道史では「漢碑」と呼ばれている。「乙瑛碑」(いつえいひ)は、後漢の永興元年(紀元153年)に立てられ、現在は山東省曲阜の孔子廟に保存されている。その字体は端正でおおら...