年末、年始が近づくと、ある風景が頭に浮かぶ。二十世紀も終わろうとしていた二〇〇〇年十二月三十日のことだ。私は、北京·西単の民航ビルの前から、空港行きのシャトルバスに乗って、日本から来る友人を迎えに北京首都空港に行った。このシャトルバス、料金が安い上に、時間通りに空港に着くので、よく利用している。最近は、外国人の客も見かけるようになったが、どうしたことか、日本人は少ない。民航ビルに早目に着いたので、...
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年末、年始が近づくと、ある風景が頭に浮かぶ。二十世紀も終わろうとしていた二〇〇〇年十二月三十日のことだ。私は、北京·西単の民航ビルの前から、空港行きのシャトルバスに乗って、日本から来る友人を迎えに北京首都空港に行った。このシャトルバス、料金が安い上に、時間通りに空港に着くので、よく利用している。最近は、外国人の客も見かけるようになったが、どうしたことか、日本人は少ない。民航ビルに早目に着いたので、...