宝頂山摩崖石刻は、重慶市大足県城(県庁所在地)の北東約15キロの宝頂山に位置している。ここの摩崖造像は大仏湾を中心に、さらにその周囲17カ所に分布、石刻造像は含わせて1万体以上にも上るという。宝頂山摩崖石刻のなかで、大仏湾はその規模最大、もっとも完全なまでに保存された場所である。宋の名僧·趙智鳳の指揮のもと、南宋の淳熙年間から淳祐年間まで(一一七四~一二五二年)七十数年にわたり、次々と造営されて、...
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宝頂山摩崖石刻は、重慶市大足県城(県庁所在地)の北東約15キロの宝頂山に位置している。ここの摩崖造像は大仏湾を中心に、さらにその周囲17カ所に分布、石刻造像は含わせて1万体以上にも上るという。宝頂山摩崖石刻のなかで、大仏湾はその規模最大、もっとも完全なまでに保存された場所である。宋の名僧·趙智鳳の指揮のもと、南宋の淳熙年間から淳祐年間まで(一一七四~一二五二年)七十数年にわたり、次々と造営されて、...