唐代のお茶の飲み方は、いったいどんなものだったのでしょう。基本的には、茶を煮ることであり、これを烹茶(ほうちゃ)といい、煎茶ともいいます。陸羽(七三三~八〇三)の『茶経』によれば、茶を煎れる時に、まず餅茶(お餅のように固められたお茶)を火で焼いて水分を取る。それから石臼で粉のように挽き、ふるいにかけてからお湯で煮る。湯の沸騰が始まったら、最初に魚の目と同じような小さい泡が水面にあがってくる。「微か...
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唐代のお茶の飲み方は、いったいどんなものだったのでしょう。基本的には、茶を煮ることであり、これを烹茶(ほうちゃ)といい、煎茶ともいいます。陸羽(七三三~八〇三)の『茶経』によれば、茶を煎れる時に、まず餅茶(お餅のように固められたお茶)を火で焼いて水分を取る。それから石臼で粉のように挽き、ふるいにかけてからお湯で煮る。湯の沸騰が始まったら、最初に魚の目と同じような小さい泡が水面にあがってくる。「微か...