福建省西部の山中に、連城県という客家(ハッカ)の居住地がある。面積は二千九百五十九平方キロ、十八の郷·鎮に三十三万人が住んでいる。客家は漢民族の支族で、千七百年ほど前、戦乱を避けるために黄河流域から徐々に南下をはじめ、いまでは主に、福建、広東、江西の省ざかいが接する地域に暮らしている。連城県は純粋な「客家県」で、客家文化が色濃く息づいているだけでなく、中原の古い習俗をいまなお引き継いでいる。例えば...
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福建省西部の山中に、連城県という客家(ハッカ)の居住地がある。面積は二千九百五十九平方キロ、十八の郷·鎮に三十三万人が住んでいる。客家は漢民族の支族で、千七百年ほど前、戦乱を避けるために黄河流域から徐々に南下をはじめ、いまでは主に、福建、広東、江西の省ざかいが接する地域に暮らしている。連城県は純粋な「客家県」で、客家文化が色濃く息づいているだけでなく、中原の古い習俗をいまなお引き継いでいる。例えば...