中国に魅せられて二十二年、その間二百回を優に越す訪中を重ねました。行く度に人々との交流にぬくもりを感じ、日本人として忘れていたものを呼び起こされ、大きな懐に抱かれているような気持ちは今も続いています。私が中華人民共和国に夢を託すようになったきっかけは、大学で中国貿易を教えている親戚の人から、会う度に社会主義、文化大革命等について話をよく聞いたことです。また、文革の最中の一九七三年に夫が教育視察団の...
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中国に魅せられて二十二年、その間二百回を優に越す訪中を重ねました。行く度に人々との交流にぬくもりを感じ、日本人として忘れていたものを呼び起こされ、大きな懐に抱かれているような気持ちは今も続いています。私が中華人民共和国に夢を託すようになったきっかけは、大学で中国貿易を教えている親戚の人から、会う度に社会主義、文化大革命等について話をよく聞いたことです。また、文革の最中の一九七三年に夫が教育視察団の...