一九九七年の魯迅文学賞や敦煌文学賞を受賞した『敦煌之恋』(王家達著)がこのほど日本語に翻訳され、『敦煌の夢』(徳田隆訳·竹内書店新社)として出版された。敦煌の保存と研究に携わってきた人々のドラマを丹念に掘り起こしたノンフィクションで、文化財の美術的、歴史的価値を紹介する多くの「敦煌本」とは一線を画している。筆者の王家達は緻密な取材を通して、研究者らのこれまで知られることのなかった波瀾に満ちた生活や...
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一九九七年の魯迅文学賞や敦煌文学賞を受賞した『敦煌之恋』(王家達著)がこのほど日本語に翻訳され、『敦煌の夢』(徳田隆訳·竹内書店新社)として出版された。敦煌の保存と研究に携わってきた人々のドラマを丹念に掘り起こしたノンフィクションで、文化財の美術的、歴史的価値を紹介する多くの「敦煌本」とは一線を画している。筆者の王家達は緻密な取材を通して、研究者らのこれまで知られることのなかった波瀾に満ちた生活や...