今回から、王維の詩を鑑賞します。王維の詩は蘇東坡が「摩詰(まきつ)の詩を味わえば、詩中に画有り。摩詰の画を観れば、画中に詩有り」(『蘇軾文集』巻七十·題跋より)と言いました。その自然描写は、画を見る如くだと言われています。そんな王維の詩は日本人に愛されるものが多いはずです。王維(六九九?~七五九)は、太原(山西省中部)の人で、字は摩詰。開元九年(七二一)に進士状元(科挙の最終試験に一番で合格したも...
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今回から、王維の詩を鑑賞します。王維の詩は蘇東坡が「摩詰(まきつ)の詩を味わえば、詩中に画有り。摩詰の画を観れば、画中に詩有り」(『蘇軾文集』巻七十·題跋より)と言いました。その自然描写は、画を見る如くだと言われています。そんな王維の詩は日本人に愛されるものが多いはずです。王維(六九九?~七五九)は、太原(山西省中部)の人で、字は摩詰。開元九年(七二一)に進士状元(科挙の最終試験に一番で合格したも...