一九九六年末、北京に初の私立博物館が四館誕生した。その一つが、陶磁器や明清時代の家具のコレクターとして有名な馬未都さんの「観復古典芸術博物館」。書画骨董の街·琉璃廠にあり、古い建築様式を再現した地上二階、地下一階の建物で、面積約四百平方メートル。国立の博物館より小さいのは当然だが、「小さく、親しみやすく」というのが馬館長のモットーだ。「観復」という館名は、『老子』の「万物并(なら)び作り、吾れ、以...
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一九九六年末、北京に初の私立博物館が四館誕生した。その一つが、陶磁器や明清時代の家具のコレクターとして有名な馬未都さんの「観復古典芸術博物館」。書画骨董の街·琉璃廠にあり、古い建築様式を再現した地上二階、地下一階の建物で、面積約四百平方メートル。国立の博物館より小さいのは当然だが、「小さく、親しみやすく」というのが馬館長のモットーだ。「観復」という館名は、『老子』の「万物并(なら)び作り、吾れ、以...