今年一月チベット人民出版社が出版した同叢書は、北京図書ビルで開かれた発売記念イベントで大きな反響を呼んだ。筆者や本の中で紹介されているチベット族の人にサインをもとめる人々が、長い行列を作った。筆者の温普林はかつて美術批評を仕事にしながら、実験話劇などの前衛芸術の分野で大胆な試みを進めた人物だ。八〇年代末、彼は安定した生活に別れを告げ、弟と二人でチベットに向かった。そして十年間にわたる文化的考察を続...
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今年一月チベット人民出版社が出版した同叢書は、北京図書ビルで開かれた発売記念イベントで大きな反響を呼んだ。筆者や本の中で紹介されているチベット族の人にサインをもとめる人々が、長い行列を作った。筆者の温普林はかつて美術批評を仕事にしながら、実験話劇などの前衛芸術の分野で大胆な試みを進めた人物だ。八〇年代末、彼は安定した生活に別れを告げ、弟と二人でチベットに向かった。そして十年間にわたる文化的考察を続...