福建省の東南、台湾海峡に面する泉州は、歴史の古い文化都市だが、中国で最も多く華僑を出している土地としても知られ、今も約三百万人が外国で暮らしている。泉州の歴史は、唐の景雲二年(七一一)に始まる。北郊の清源山に虎乳泉という泉があったので、この名がついた。五代十国の時代、市の周辺に刺桐(とげきり)(デイコ)の木が多く植えられたので「刺桐城」の別称を得た。明代には、市の形が鯉に似ていたので「鯉城」とも呼...
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福建省の東南、台湾海峡に面する泉州は、歴史の古い文化都市だが、中国で最も多く華僑を出している土地としても知られ、今も約三百万人が外国で暮らしている。泉州の歴史は、唐の景雲二年(七一一)に始まる。北郊の清源山に虎乳泉という泉があったので、この名がついた。五代十国の時代、市の周辺に刺桐(とげきり)(デイコ)の木が多く植えられたので「刺桐城」の別称を得た。明代には、市の形が鯉に似ていたので「鯉城」とも呼...