嶗山は山東省青島市の北東に位置する道教の名山である。東に黄海を臨み、国の重点風景区にも指定されている。秦の始皇帝がこの山の頂上から東方の蓬莱の国を眺め、不老不死の丹薬を求めるために徐福を遣わせたという伝説も残っている。唐代の詩人李白はここで「我昔(われむかし)東海の上 嶗山で紫霞を餐(きっ)しけり」という名句を詠んでいる。清の文学者蒲松齢が、その代表作『聯斎志異』の中でも特に有名な一篇「嶗山の道士...
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嶗山は山東省青島市の北東に位置する道教の名山である。東に黄海を臨み、国の重点風景区にも指定されている。秦の始皇帝がこの山の頂上から東方の蓬莱の国を眺め、不老不死の丹薬を求めるために徐福を遣わせたという伝説も残っている。唐代の詩人李白はここで「我昔(われむかし)東海の上 嶗山で紫霞を餐(きっ)しけり」という名句を詠んでいる。清の文学者蒲松齢が、その代表作『聯斎志異』の中でも特に有名な一篇「嶗山の道士...