お粥は、水を多くして米や粟を柔らかく炊いたものの総称です。中国の最も古い食べ物の一つで、初めは「糜(び)」という字をあてていました。それが粥に変わったのはずいぶん古い話で、後漢の末に編纂された『釈名(しゃくみょう)』という字書に、「粥(しゅく)は、糜よりも濁って軟弱である」という説明が見えます。七世紀ごろに「双弓米」という言葉が登場します。なにやらもったいぶった名前ですが、「粥」という字を分解した...
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お粥は、水を多くして米や粟を柔らかく炊いたものの総称です。中国の最も古い食べ物の一つで、初めは「糜(び)」という字をあてていました。それが粥に変わったのはずいぶん古い話で、後漢の末に編纂された『釈名(しゃくみょう)』という字書に、「粥(しゅく)は、糜よりも濁って軟弱である」という説明が見えます。七世紀ごろに「双弓米」という言葉が登場します。なにやらもったいぶった名前ですが、「粥」という字を分解した...