北京や天津の祭日の縁日で、あるいは町のあちこちで、茶湯(チャータン)を注いでいる風景をよく見かけます。茶という字が使われていますが、緑茶とか紅茶とかのお茶とは全く関係がありません。頭に白い帽子をかぶり、腰に白い前掛けをまいたおじさんが、左手に持ったお碗に水で練った黏高粱(ニエンカオーヤン)(粘り気の多いもろこし)の粉を入れ、右手でやかんを持ち上げて中の熱湯を注ぎます。やかんの口とお碗は三十センチ以...
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北京や天津の祭日の縁日で、あるいは町のあちこちで、茶湯(チャータン)を注いでいる風景をよく見かけます。茶という字が使われていますが、緑茶とか紅茶とかのお茶とは全く関係がありません。頭に白い帽子をかぶり、腰に白い前掛けをまいたおじさんが、左手に持ったお碗に水で練った黏高粱(ニエンカオーヤン)(粘り気の多いもろこし)の粉を入れ、右手でやかんを持ち上げて中の熱湯を注ぎます。やかんの口とお碗は三十センチ以...