現在江蘇省の省都となっている南京市は、古い歴史と文化を持った都だ。春秋時代、呉王夫差を敗死させた越王勾践が、重臣范蠡(はんれい)に命じて当時建業と言ったこの地に城を築かせて以来、二千四百年以上の歳月が経っている。三国の呉に始まって、東晋、南北朝の宋、斉、梁、陳の都となり、それゆえに「六朝(ろくちょう)の古都」と呼ばれる。さらに下って五代の南唐、そして明、太平天国、中華民国の都となったので「十朝の都...
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現在江蘇省の省都となっている南京市は、古い歴史と文化を持った都だ。春秋時代、呉王夫差を敗死させた越王勾践が、重臣范蠡(はんれい)に命じて当時建業と言ったこの地に城を築かせて以来、二千四百年以上の歳月が経っている。三国の呉に始まって、東晋、南北朝の宋、斉、梁、陳の都となり、それゆえに「六朝(ろくちょう)の古都」と呼ばれる。さらに下って五代の南唐、そして明、太平天国、中華民国の都となったので「十朝の都...