モースオ部族の間で、「通い婚」が数千年も変わらず続いているのはなぜだろう。歴史をひもといてみれば、元のフビライが大理国(現在の雲南省昆明付近)を征服して以来、瀘沽(ろこ)湖一帯は、中央政権の統括下に入り、土司制(元明清時代、少数民族の首領に世襲の官職を与え、その地の人民を支配させた制度)がしかれた。濾沽湖および、その周辺の寧蒗県、永寧県の住民は、中央政府に各種の税金をおさめ、各家から、労役の人間を...
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モースオ部族の間で、「通い婚」が数千年も変わらず続いているのはなぜだろう。歴史をひもといてみれば、元のフビライが大理国(現在の雲南省昆明付近)を征服して以来、瀘沽(ろこ)湖一帯は、中央政権の統括下に入り、土司制(元明清時代、少数民族の首領に世襲の官職を与え、その地の人民を支配させた制度)がしかれた。濾沽湖および、その周辺の寧蒗県、永寧県の住民は、中央政府に各種の税金をおさめ、各家から、労役の人間を...