北海市の取材を終えた私たちは、直線距離にして約三百キロ西の防城港市に移動した。防城港は、広西チワン(壮)族自治区で最大の港だと聞いた。埠頭では三隻の船が荷役中。うち一隻は外国船で、鉱石を下ろしていた。沖の方に、これから入港しようとする船が一隻見えた。港の南区では九、十号バースが建設中で、岸壁でも海上でも機械が轟音を上げていた。港湾管理局の話によると、防城港の海運は一九六八年三月から始まった、という...
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北海市の取材を終えた私たちは、直線距離にして約三百キロ西の防城港市に移動した。防城港は、広西チワン(壮)族自治区で最大の港だと聞いた。埠頭では三隻の船が荷役中。うち一隻は外国船で、鉱石を下ろしていた。沖の方に、これから入港しようとする船が一隻見えた。港の南区では九、十号バースが建設中で、岸壁でも海上でも機械が轟音を上げていた。港湾管理局の話によると、防城港の海運は一九六八年三月から始まった、という...