唐·宋時代に全盛期を迎えた道教は、遼(りょう)の時代に入ってから衰退の一途をたどるが、王重陽(おうちょうよう)(一一一二~一一七〇年)が全真道(ぜんしんどう)を開くと、金(きん)·元(げん)時代にかけて勢いを盛り返した。王重陽は道教史に大きな足跡を残した人物。道教の寺院には必ず王重陽と七人の弟子の塑像や画像が祭られている。特に王重陽の生涯を描いた山西省芮城(ルイチョン)県にある永楽宮(えいらくきゆ...
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唐·宋時代に全盛期を迎えた道教は、遼(りょう)の時代に入ってから衰退の一途をたどるが、王重陽(おうちょうよう)(一一一二~一一七〇年)が全真道(ぜんしんどう)を開くと、金(きん)·元(げん)時代にかけて勢いを盛り返した。王重陽は道教史に大きな足跡を残した人物。道教の寺院には必ず王重陽と七人の弟子の塑像や画像が祭られている。特に王重陽の生涯を描いた山西省芮城(ルイチョン)県にある永楽宮(えいらくきゆ...