丘処機(きゅうしょき)の足跡を追って隴(ロン)県に行く途中、宝鶏(ハオチー)の金台観(きんだいかん)を訪れた。丘処機亡き後の道教界で最も偉大な道士として知られる張三豊(ちょうさんほう)がかつて修行した道観である。張三豊は一二四七年前後に生まれ、一四〇三年から一四二四年の間に没したという。大変長寿だったのだろう。才知に優れ、呂洞賓(りょどうひん)、丘処機に次いで「この世の仙人」と人々に敬愛された。が...
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丘処機(きゅうしょき)の足跡を追って隴(ロン)県に行く途中、宝鶏(ハオチー)の金台観(きんだいかん)を訪れた。丘処機亡き後の道教界で最も偉大な道士として知られる張三豊(ちょうさんほう)がかつて修行した道観である。張三豊は一二四七年前後に生まれ、一四〇三年から一四二四年の間に没したという。大変長寿だったのだろう。才知に優れ、呂洞賓(りょどうひん)、丘処機に次いで「この世の仙人」と人々に敬愛された。が...