雲の南、彩雲の祥州西南シルクロード西ルートの霊関道と、東ルートの五尺道とが合流する「彩雲南現」の土地。それが今の大理祥雲県の雲南駅だ。前漢の武帝は、インドへの道が西南地方にあることを知って大いに興味をかきたてられ、いつも宮殿から南の空を見ていた。ある日、彩雲(さまざまに彩られた雲)がしきりにたなびくので、これは瑞祥であるとして臣下にその跡を追跡させ、使臣たちはついに雲南駅に至ったという。漢の朝廷は...
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雲の南、彩雲の祥州西南シルクロード西ルートの霊関道と、東ルートの五尺道とが合流する「彩雲南現」の土地。それが今の大理祥雲県の雲南駅だ。前漢の武帝は、インドへの道が西南地方にあることを知って大いに興味をかきたてられ、いつも宮殿から南の空を見ていた。ある日、彩雲(さまざまに彩られた雲)がしきりにたなびくので、これは瑞祥であるとして臣下にその跡を追跡させ、使臣たちはついに雲南駅に至ったという。漢の朝廷は...