洛陽市から竜門石窟行きのバスに乗って南へ八キロの関林鎮の北に、関林がある。紅い壁、緑の瓦に樹木のよく茂ったこの廟は、古風で荘厳な雰囲気にあふれ、俗に関帝塚と呼ばれて内外の観光客を引き付けている。関林は、三国時代の蜀の大将関羽の首を葬ったところだと伝えられている。後漢の建安二十四年(二一九)、荊州を守っていた関羽は呉の奇襲に敗れて麦城に走ったが、湖北省の当陽で捕えられ孫権に殺された。孫権は劉備の復讐...
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洛陽市から竜門石窟行きのバスに乗って南へ八キロの関林鎮の北に、関林がある。紅い壁、緑の瓦に樹木のよく茂ったこの廟は、古風で荘厳な雰囲気にあふれ、俗に関帝塚と呼ばれて内外の観光客を引き付けている。関林は、三国時代の蜀の大将関羽の首を葬ったところだと伝えられている。後漢の建安二十四年(二一九)、荊州を守っていた関羽は呉の奇襲に敗れて麦城に走ったが、湖北省の当陽で捕えられ孫権に殺された。孫権は劉備の復讐...