月の光を利用して時刻を計る月時計を、中国では「月晷(き)」「太陰晷」と呼ぶ。清代には月時計は宮廷で多く用いられ、これはその代表的なものである。この月時計は、日時盤、遊表(回転する棒状の指針)、羅針盤、緯度弧、台座などから成っている。日時盤は上下2面がある。下の時刻盤は周囲が12に刻まれ、上の暦盤は周囲が360に刻まれ、「朔」「望」「上弦」「下弦」なども表示されている。日時盤の中央には遊表がつけられ...
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月の光を利用して時刻を計る月時計を、中国では「月晷(き)」「太陰晷」と呼ぶ。清代には月時計は宮廷で多く用いられ、これはその代表的なものである。この月時計は、日時盤、遊表(回転する棒状の指針)、羅針盤、緯度弧、台座などから成っている。日時盤は上下2面がある。下の時刻盤は周囲が12に刻まれ、上の暦盤は周囲が360に刻まれ、「朔」「望」「上弦」「下弦」なども表示されている。日時盤の中央には遊表がつけられ...