古銭を集めて四十年

文中の写真は一枚の鍬（くわ）形の古銭。今から二千三百余年前の戦国時代に鋳造された燕国のこの「涿」字幣はマッチ箱の大きさ、青銅製で、品質がよく細工も精巧である。同古銭の収集者は定年した海軍将官·郎泰富さんである。彼は著名な古銭収集家として四十年間その収集と研究に専念し、夏から清まで歴代の古銭を四千種あまり手にしただけではなく、その戦国時代の布銭への研究と収集はさらに同領域のブランクを埋めた。そのため...