唯だ一湖の水を留め 汝に与えて凶年を救わしむ ―杭州刺史の任地で杭州刺史(杭州地方の行政長官)の任地での白居易は、郡の政務にはげみながら吟遊(ぎんゆう)詩人として忙しい毎日を送っている。彼は杭州刺史という官職にたいへん満足していたので、当然気分ものびのびしていた。その時、詩人が作った詩にこんな句がある。山林太寂寞 朝闕空喧煩 唯茲郡閣内 囂静得中間山林 太(はなは)だ寂寞(せきばく)たり...
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唯だ一湖の水を留め 汝に与えて凶年を救わしむ ―杭州刺史の任地で杭州刺史(杭州地方の行政長官)の任地での白居易は、郡の政務にはげみながら吟遊(ぎんゆう)詩人として忙しい毎日を送っている。彼は杭州刺史という官職にたいへん満足していたので、当然気分ものびのびしていた。その時、詩人が作った詩にこんな句がある。山林太寂寞 朝闕空喧煩 唯茲郡閣内 囂静得中間山林 太(はなは)だ寂寞(せきばく)たり...