前回は中国で同姓同名の人が増えているという話でしたが、今回は北京の胡同の「同姓同名」のお話です。「胡同」―『簡明中日辞典』(東方書店)では「横町、小路、路地」という訳がつけられていますが、このことばのルーツは元(一二七一~一三六八年)の時代にまで溯って語られています。元は都を北京に置いた蒙古族の王朝で、胡同は蒙古語の「ホト」あるいは「ホトン」の漢字の当て字だろうといわれています。蒙古語の「ホト」「...
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前回は中国で同姓同名の人が増えているという話でしたが、今回は北京の胡同の「同姓同名」のお話です。「胡同」―『簡明中日辞典』(東方書店)では「横町、小路、路地」という訳がつけられていますが、このことばのルーツは元(一二七一~一三六八年)の時代にまで溯って語られています。元は都を北京に置いた蒙古族の王朝で、胡同は蒙古語の「ホト」あるいは「ホトン」の漢字の当て字だろうといわれています。蒙古語の「ホト」「...