「たこ」はいつごろからあるかというと、二千五百年ほど前の春秋戦国時代にまでさかのぼる。当時、魯の国(山東半島のつけ根の辺り)の名工、公輸班(こうしゅはん)が竹や木を鳥の形に削ったものや、墨子(ぼくし)の作った木のたこなどが、ちゃんと空に舞いあがったという。のちに木が紙にかわり、五代(十世紀)の李業は紙のたこに竹笛をつけて、箏(こと)のような音をだした。だからたこのことを風箏(ふうそう)という。古代...
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「たこ」はいつごろからあるかというと、二千五百年ほど前の春秋戦国時代にまでさかのぼる。当時、魯の国(山東半島のつけ根の辺り)の名工、公輸班(こうしゅはん)が竹や木を鳥の形に削ったものや、墨子(ぼくし)の作った木のたこなどが、ちゃんと空に舞いあがったという。のちに木が紙にかわり、五代(十世紀)の李業は紙のたこに竹笛をつけて、箏(こと)のような音をだした。だからたこのことを風箏(ふうそう)という。古代...