東北アジアの「黄金三角地帯」

吉林省琿春（きしゆん）市は中国、ロシア、朝鮮三国の境界に位置している。昨年三月、国務院が同市を対外開放都市に指定して以来、この辺境都市の将来性に着目していた人たちは、ここを東北アジアの「黄金三角地帯」と呼んで、内外から続々と集まり始めた。記者は今、ロシアの臨海辺境区と接する琿春港に来ている。ここはさながら一大卸売市場だ。ロシアから来たさまざまなタイプの自動車が所狭しと並んでいて、中国が輸出する食糧...