『争座位帖』は別名、『論座帖』あるいは『与郭仆射書』とも呼ばれている。唐代の著名な書家である顔真卿の作。行草体で書かれ、字数は六十四行。宋代に、長安に住む宋師文によって石刻され、石碑は現在、西安の碑林に収蔵されている。この法帖は、北京図書館が所有している宋代の拓本である。作製のすばらしさは無論、保存状態も完ぺきであり、拓本の上に海山仙館、筠清館、飲氷室、梁啓超や潘仁成などの所蔵印が見られる。この法...
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『争座位帖』は別名、『論座帖』あるいは『与郭仆射書』とも呼ばれている。唐代の著名な書家である顔真卿の作。行草体で書かれ、字数は六十四行。宋代に、長安に住む宋師文によって石刻され、石碑は現在、西安の碑林に収蔵されている。この法帖は、北京図書館が所有している宋代の拓本である。作製のすばらしさは無論、保存状態も完ぺきであり、拓本の上に海山仙館、筠清館、飲氷室、梁啓超や潘仁成などの所蔵印が見られる。この法...