山西省の万栄県から南西に四十キロ行った黄河東岸の後土廟内に建つのが、この秋風楼です。漢武帝の「秋風辞」の碑があるのでこう名づけられました。後土廟は漢の武帝以降、歴代の皇帝が土地の神を祭るところとなり、その後、拡張、修復、再建を何度も繰り返しました。現在残る山門、午門、劇台、正殿や碑亭、廂房などはいずれも清代同治九年の建造ですが、秋風楼は明代の造りをそのまま今も見せています。廟内の北隅にあり、何年の...
Please login first!
山西省の万栄県から南西に四十キロ行った黄河東岸の後土廟内に建つのが、この秋風楼です。漢武帝の「秋風辞」の碑があるのでこう名づけられました。後土廟は漢の武帝以降、歴代の皇帝が土地の神を祭るところとなり、その後、拡張、修復、再建を何度も繰り返しました。現在残る山門、午門、劇台、正殿や碑亭、廂房などはいずれも清代同治九年の建造ですが、秋風楼は明代の造りをそのまま今も見せています。廟内の北隅にあり、何年の...