中国画の画家は、一本の筆で種々の墨線を使って森羅万象を表現します。筆法が適切でないと、ほかの技巧も生かせないので、筆の使い方は中国画技法の、基礎の基礎です。筆の持ち方は書道とほぼ同じで、「指実掌虚」の四字に尽きます。指実は、筆をしっかりと安定させて持つことです。こうして描くと線に力がこもります。掌虚は、指とてのひらの間をあけておくことで、卵が一つ入るぐらいと覚えましょう。指と筆が自由に動かせるので...
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中国画の画家は、一本の筆で種々の墨線を使って森羅万象を表現します。筆法が適切でないと、ほかの技巧も生かせないので、筆の使い方は中国画技法の、基礎の基礎です。筆の持ち方は書道とほぼ同じで、「指実掌虚」の四字に尽きます。指実は、筆をしっかりと安定させて持つことです。こうして描くと線に力がこもります。掌虚は、指とてのひらの間をあけておくことで、卵が一つ入るぐらいと覚えましょう。指と筆が自由に動かせるので...