北京に住む回族の一家の半世紀を超える歴史を描いた五十万字の長編『イスラム教徒の葬礼』(北京出版社刊)が、中国最高の文学賞である茅盾文学賞の本年度受賞作に選ばれた。作者の霍達(フオダー)は一九四五年生まれの回族の女性。北京テレビ芸術センターに所属し、映画、テレビのシナリオや舞台劇を書いてきたが、長編小説はこれが初めてだという。今世紀の初め、北京に「奇珍斎」という玉器の工房があった。主人は梁亦清といい...
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北京に住む回族の一家の半世紀を超える歴史を描いた五十万字の長編『イスラム教徒の葬礼』(北京出版社刊)が、中国最高の文学賞である茅盾文学賞の本年度受賞作に選ばれた。作者の霍達(フオダー)は一九四五年生まれの回族の女性。北京テレビ芸術センターに所属し、映画、テレビのシナリオや舞台劇を書いてきたが、長編小説はこれが初めてだという。今世紀の初め、北京に「奇珍斎」という玉器の工房があった。主人は梁亦清といい...