宋·六鶴同春銅鏡

古代、銅鏡は人びとの生活と密接な関係にあった。いつから鋳造が始まって使用されたかは、かつて大論争が展開され、二千年以上前の戦国時代に出現したというのが定説となったが、この数年、甘粛省や青海省で新石器時代後期の斉家文化の銅鏡が発見され、その歴史は四千年以上も前にさかのぼることになった。銅鏡は商、周、秦、漢、隋、唐、宋、元を経て明、清と長期にわたって流行し、清代中期にガラスの鏡の出現で姿を消していく。...