あのいまわしい戦争の時代にも、中日の勤労人民は、互いに助け合い励ましあっていたのです。遼寧省にある北票炭坑。当時、富山県立入善農業学校を卒業したばかりの木島敏夫さんは、炭坑の事務所に職を得て、北票に住むことになったのですが、父を事故で亡くし孤児になってしまった十四歳の少年に同情して、あれこれ世話をしたことがありました。選炭場で健気(けなげ)に働く十四歳の少年工が、まるで自分の弟のように思えたからで...
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あのいまわしい戦争の時代にも、中日の勤労人民は、互いに助け合い励ましあっていたのです。遼寧省にある北票炭坑。当時、富山県立入善農業学校を卒業したばかりの木島敏夫さんは、炭坑の事務所に職を得て、北票に住むことになったのですが、父を事故で亡くし孤児になってしまった十四歳の少年に同情して、あれこれ世話をしたことがありました。選炭場で健気(けなげ)に働く十四歳の少年工が、まるで自分の弟のように思えたからで...