今をさかのぼる千六百三十年余。江南は会稽山下、蘭亭に集(つど)った四十一人の文人たち。杯をかわし、詩をつくり、書を成した一時の盛会は、「蘭亭 曲水の宴」として、あまりにも有名。リーダー·シップをとったのが、後世、「書聖」とあがめられる王羲之。羲之が序を付した「蘭亭集」は、すでに散逸してしまったものの、行書の神品とされる「蘭亭集序」(後人の臨模本)は、今も書道家の“お手本”として生きている。四月十日...
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今をさかのぼる千六百三十年余。江南は会稽山下、蘭亭に集(つど)った四十一人の文人たち。杯をかわし、詩をつくり、書を成した一時の盛会は、「蘭亭 曲水の宴」として、あまりにも有名。リーダー·シップをとったのが、後世、「書聖」とあがめられる王羲之。羲之が序を付した「蘭亭集」は、すでに散逸してしまったものの、行書の神品とされる「蘭亭集序」(後人の臨模本)は、今も書道家の“お手本”として生きている。四月十日...