福州は古くからの中国東南沿海の重要な港で、早くから多くの国と友好的な貿易往来があった。古代の“海のシルクロード”の重鎮は福州である。十五世紀には、明代の航海家鄭和が、七たび船隊を率いて、東南アジアからアフリカ東海岸に至る三十余の国ぐにに航行したが、それはいずれも福州を経て閩江河口から出航したのである。福州と隣邦日本との往来もきわめて早い。五世紀から六世紀にかけて、福州の海運貿易はすでに琉球と日本に...
Please login first!
福州は古くからの中国東南沿海の重要な港で、早くから多くの国と友好的な貿易往来があった。古代の“海のシルクロード”の重鎮は福州である。十五世紀には、明代の航海家鄭和が、七たび船隊を率いて、東南アジアからアフリカ東海岸に至る三十余の国ぐにに航行したが、それはいずれも福州を経て閩江河口から出航したのである。福州と隣邦日本との往来もきわめて早い。五世紀から六世紀にかけて、福州の海運貿易はすでに琉球と日本に...