不思議な「万巻の書」山東省臨朐県にある小さな村―山旺。地図の上では「山旺」と書かれているが、地もとの人びとは、この村を「万巻書(ワンジユワンシユー)」と呼びならわしている。“万巻(ばんかん)の書(しよ)”。なぜそんな呼び名があるのだろう。明·清代に編纂(さん)された『臨朐(りんく)県誌』に、こんな記載がある。「堯山から東南に五里(約二·五キロ)、俗に、山麓渓間には特別の産物ありと伝えられる。曰(い...
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不思議な「万巻の書」山東省臨朐県にある小さな村―山旺。地図の上では「山旺」と書かれているが、地もとの人びとは、この村を「万巻書(ワンジユワンシユー)」と呼びならわしている。“万巻(ばんかん)の書(しよ)”。なぜそんな呼び名があるのだろう。明·清代に編纂(さん)された『臨朐(りんく)県誌』に、こんな記載がある。「堯山から東南に五里(約二·五キロ)、俗に、山麓渓間には特別の産物ありと伝えられる。曰(い...