清代中期の建築様式を残す秭帰の町。黒瓦葺きの屋根が多い。宜昌の港から「屈原号」に乗って長江をさかのぼること四時間。「長江三峡」のひとつ西陵峡の断崖絶壁がとぎれると、両岸の山々の緑がひとしお目にしみる。山腹をうずめる緑の木々は、みかんとオレンジ。秋十月、黄色くいろづいた実が枝もたわわにみのるころ、「屈原の古里」秭帰(ズウグイ·しき)の町はどこも甘ずっぱい香りに包まれる。年平均気温十八度、雨量にも恵ま...
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清代中期の建築様式を残す秭帰の町。黒瓦葺きの屋根が多い。宜昌の港から「屈原号」に乗って長江をさかのぼること四時間。「長江三峡」のひとつ西陵峡の断崖絶壁がとぎれると、両岸の山々の緑がひとしお目にしみる。山腹をうずめる緑の木々は、みかんとオレンジ。秋十月、黄色くいろづいた実が枝もたわわにみのるころ、「屈原の古里」秭帰(ズウグイ·しき)の町はどこも甘ずっぱい香りに包まれる。年平均気温十八度、雨量にも恵ま...