『人民中国』に“街談巷議”(町でひろった話)という欄がある。この名称は中国の故事成語のなかからとったもの。出どころは『文選·張衡「西京賦」』のなかの「街談巷議、弾射臧否」からである。弾射のもともとの意味は弾丸を発射することで、それを推し広めて他人のあれこれを指摘することを意味する。臧とはほめたたえること、否とは批判することである。後漢時代、封建支配階級が手中の権力をたよりに、人民をひどく抑圧搾取し...
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『人民中国』に“街談巷議”(町でひろった話)という欄がある。この名称は中国の故事成語のなかからとったもの。出どころは『文選·張衡「西京賦」』のなかの「街談巷議、弾射臧否」からである。弾射のもともとの意味は弾丸を発射することで、それを推し広めて他人のあれこれを指摘することを意味する。臧とはほめたたえること、否とは批判することである。後漢時代、封建支配階級が手中の権力をたよりに、人民をひどく抑圧搾取し...