グラフ〈書道鑑賞〉もどうぞ昔は、徳行があり、功績のすぐれた人が亡くなると、よくその人の事績を誌した銘文の銅器を造り、芳名を永く後世に伝えるよすがとした。漢代の初めになると、石に銘文を刻んで墓側に埋めた。これが墓誌の起源である。多くの学者の意見では、後漢の延平元年(一〇六)の賈武仲の妻馬姜の墓記が墓誌のはしりだとしている。しかし、名実ともに墓誌といえるのは、やはり、南朝·劉宋時代(四二〇~四七九)の...
Please login first!
グラフ〈書道鑑賞〉もどうぞ昔は、徳行があり、功績のすぐれた人が亡くなると、よくその人の事績を誌した銘文の銅器を造り、芳名を永く後世に伝えるよすがとした。漢代の初めになると、石に銘文を刻んで墓側に埋めた。これが墓誌の起源である。多くの学者の意見では、後漢の延平元年(一〇六)の賈武仲の妻馬姜の墓記が墓誌のはしりだとしている。しかし、名実ともに墓誌といえるのは、やはり、南朝·劉宋時代(四二〇~四七九)の...