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Your search : [ author:写真·文 何竜盛] Total 488 Search Results,Processed in 0.181 second(s)
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291. 万寿寺と北京芸術博物館
北京をとりまく環状道路のうち、西に位置する西三環路のそばに北京芸術博物館がある。明代万暦年間(1573~1619)に建立された万寿寺の境内に位置する。万寿寺は、もともと貴重な漢文仏教経典を保存する場所として万暦皇太后が建設し、後に明から清にいたる歴代の皇帝が大規模に再建した。宗教儀式、祭事などが執り行われた寺院や、皇室旅行用の休憩所であった行宮(あんぐう)、庭園などが現存する。万寿寺の主殿は大雄宝
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 12 PDF HTML
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292. 信仰とバラの妙峰山
市の西北郊外、門頭溝区に位置する。標高1291メートル。緑したたるこの山に、仏教·道教寺院の遺跡が残る。金頂と呼ばれる頂には、道教の寺院「霊感宮」があり、天仙聖母碧霞元君をはじめとする5人の女神が祭られている。子孫娘娘、送生娘娘、斑疹娘娘、眼光娘娘である。碧霞元君はまたの名を泰山娘娘といい、人びとから厚い信仰を寄せられている。数百ヘクタールにも及ぶバラ園も、妙峰山に独特の彩りを添えている。400年
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 12 PDF HTML
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293. 北京·司馬台
カメラを職業とする私だが、撮影の勉強を始めた当初から万里の長城には特別な思いがあった。記憶をたどるとそれはもう二十三、四年も前のことになる。晴、雨、雪、霧と様々な天候のもと長城を撮った。長城はどんな天気でも魅力的だったのはもちろん、初期に撮っていた白黒作品でも、後から撮りだしたカラー作品でもそれぞれの美があり、今もそれが目の前に蘇ってくる。 長城に特別な思いを抱くなというほうが無理だろう。長城は、
Author: 写真 文·劉世昭 Year 2001 Issue 1 PDF HTML
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294. 灯籠と老酒に酔いしれる
石馬村は、浙江省南部の山岳地帯にある竜泉市から約一二·五キロ。約六百年前、蒋、陳、鄭の三家が移り住んだのが起こりといわれ、以来、村人は農業を営んできた。いつからか、石馬村では、毎年の元宵節を村をあげて盛大に祝うようになった。元宵節は旧暦一月十五日。祭りには、豊作を祈ると同時に、過去一年に吉事のあった村人を改めて祝う意味も込められている。とりしきる責任者は、毎年くじで決められ、その仕切りのもと、村人
Author: 写真 文·朱志敏 Year 2001 Issue 1 PDF HTML
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295. 詩情あふれる高原の古都
かつてアメリカの地理学者ロカは、ナーシー(納西)族の古代王国を研究するため麗江を訪れ、二十七年もの間、この地に住み続けた。晩年の彼は「玉竜雪山で死にたい」と心の内をもらしていたという。麗江はそれほどに魅力にあふれ、人々の憧れの地であり続けている。麗江は、雲南省西北部、海抜二四一六メートルの高原に位置する。ナーシー族の古都として、伝統的住居に代表される民族文化を今につたえ、一九九七年、ユネスコの世界
Author: 写真 文·劉世昭 Year 2001 Issue 3 PDF HTML
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296. 石窟と古木が見守る歴史の町 甘粛省·天水市
甘粛省天水。天河の水が注ぎ込むところ。二千年以上前の伝説から、その名が付いた。シルクロードの中で重要な役割を担ってきた古い町で、かつては秦州といった。甘粛省の東南、秦嶺山脈の西に位置し、名所旧跡も多い。麦積山の石窟北京から夜行列車に乗り、翌日の午前十時頃に天水に着いた。すぐにバスに乗り換え、天水の東南約三十キロの距離にある麦積山に向かう。市街地を抜けると、視界に黄金色の麦畑が広がってくる。その向こ
Author: 写真 文·劉東平 Year 2001 Issue 3 PDF HTML
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297. 古村を彩る民間芸能の華
大晦日の朝早く、私は大同に向かうバスに乗り込んだ。バスのなかは春節(旧正月)の帰省客でいっぱいで、乗り合わせた人々の話し声は、寒さをふきとばしてしまうほどのにぎやかさだった。目的地、鎮辺堡の五キロ手前で、私はバスを下りた。一人荒野の中を歩き、厳冬の情緒を味わいたかったのだ。歩いていると、二台のトラクターがやってくるのが見えた。後ろにつけた荷台には人がぎゅうぎゅうに乗って、みな銅鑼や太鼓をさかんに打
Author: 写真 文·李有祥 Year 2001 Issue 3 PDF HTML
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298. 騎馬民族の誇りを賭けて
玉樹チベット族自治州は青海省の西南の境、青海高原の奥地にある。毎年七月二十五日から、この地では、七日間から十日間にわたる競馬祭りが行われる。この地の人々、特に男性たちは何よりも乗馬を愛し、祭りはもちろん、婚礼など、祝い事にあたっては、必ず競馬を催す。玉樹チベット族自治州の州都である結古(ギュグ)鎮の西三キロには、美しい草原があり、チベット語では「ザシカ」と呼ばれる。この言葉は、「吉祥の地」という意
Author: 写真 文·張臣 紅杏 Year 2001 Issue 5 PDF HTML
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299. 炎に捧げる情熱
雲南省彌勒県西一郷の紅万村には、彝(イ)族の一支族であるアシ人が住む。イ族は伝統的に火を崇める民族で、多くの宗教的行事のなかでも特に、火神に関する祭りを重視する。紅万村では、その原始的な祭りの形態が今日まで続いている。伝説では、古代アシ人たちが狩りに出かけた厳冬のある日、持っていた火種が雨風によって消されてしまい、寒さに苦しんだことがあった。人々の手足は凍え、老木の下に避難し、お互いに寄り添ってた
Author: 写真 文·劉世昭 Year 2001 Issue 6 PDF HTML
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300. 民家の「博物館」
安徽省の南部は、その昔「徽州」と呼ばれた。二千年余りの歴史を持ち、九千八百平方キロの広さを誇る徽州には今も、明、清代の民家建築が五千軒ほど残されている。とりわけ人々を魅了してやまないのが、古い民家の「博物館」と称される安徽省黟県にある二つの村、宏村と西逓だ。二〇〇〇年にはここが、ユネスコの世界文化遺産として正式に登録された。徽州は古来より、多くの名士を生み出した地として知られる。宋の理学者·朱熹、
Author: 写真 文·劉世昭 Year 2001 Issue 7 PDF HTML