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Your search : [ author:文·写真/須藤みか] Total 24 Search Results,Processed in 0.074 second(s)
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21. 月餅だけは忘れない
中秋節は中国の伝統行事のなかでも、楽しみにしている行事のひとつだ。辛党の私には月餅はどうも甘過ぎて、お相伴にあずかるのはほんの少しだけれど、秋の訪れを感じたくて毎年必ず味わう。最初に口にした時はなんて甘いものを中国人は好むのだろうと思ったけれど、考えてみれば、あの大きい月餅をひとりで食べようとするから閉口するのだ。月餅とは元来、離れ離れになっている家族がこの日に集い、人数分に切って何分の一かを頂く
Author: 文·写真/須藤みか Year 2005 Issue 9 PDF HTML
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22. 読書の秋~上海っ子は翻訳ものがお好き
上海市民は年間八冊本を読む今年の夏も、やっぱり暑かった。ようやくのこと暑さもひけて、ゆったり本をひもときたくなる読書の秋到来である。日本と同様に、若者たちの活字離れが指摘される中国だが、昨年末に発表された「上海読書指数報告」データでは、上海市民の年間読書冊数は平均八冊。本の年間購入額では全国一だそうで、七五·九元(一元は約十四円)だ。直轄都市を対象に調査したのか、ちなみに言えば北京は次いで七四·一
Author: 文·写真/須藤みか Year 2005 Issue 10 PDF HTML
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23. 「上海版指輪物語」
「今年のお味は…」そんな味談義が交わされるシーズンがやって来た。そう、秋から冬にかけての味覚、上海蟹である。晩夏に始まる蟹予報晩夏にはメディアで、価格や美味しさなどの「上海蟹予報」が始まり、九月も第二週あたりには一斉に市場に出回り始める。そして「九雌十雄」(旧暦で雌は九月、雄は十月)の食べ頃を迎えるのだ。上海蟹目当てに訪れる日本の友人、知人も多く、なかには毎年この時期になると必ず舌なめずりをしなが
Author: 文·写真/須藤みか Year 2005 Issue 11 PDF HTML
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24. パーティー考~新たな出会いを求めて
景気の良さも手伝って、クリスマスの過ごし方が年々華やかになっている。デパートやレストランはクリスマス商戦に向けて、クリスマス·ツリーやイルミネーションが道行く人の目を楽しませる。ホテルや有名レストランのなかには、八八八元という驚くような値段のディナーや、夕食にホテルスイート宿泊付きで数千元というセットも売り出されるようになった。花屋も、忙しくなる。これから旧正月までが一年でいちばんの稼ぎ時だ。プレ
Author: 文·写真/須藤みか Year 2005 Issue 12 PDF HTML