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Your search : [ author:写真佐渡多真子
文 原口純子] Total 4070 Search Results,Processed in 0.252 second(s)
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2531. 北京で味わう潮州式茶道
北京でお茶を売っている店は多い。しかし腰を下ろしてお茶を味わえる店はほとんどない。五福茶芸館はお茶を飲める数少ない店の一つである。五福茶芸館は東城区地安門大街にあり、二階建ての店の表に、紅地に黒字で書いた看板が掛かっている。店内はさほど大きくないが、椅子席もあれば個室もあり、四方の壁際にはいろいろな茶道具が並べてあって、天井灯のかさには「五福茶道」と篆書でかいてある。茶芸館の譚波店長は、慣れた手付
Author: 写真·銭氷戈 文·若虹 Year 1997 Issue 3 PDF HTML
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2532. 健康都市保定の老人たち
北京から一四〇キロほど南に下ると河北省保定市に着く。同市は伝統的に健康増進活動に力を入れており、平均寿命が全国平均より六·四歳高い長寿の町である。同市は市独特の伝統文化を広めるため、九一年から毎年十月に「敬老健身祭」を実施しているが、この祭りに国の内外から大勢の客が集まっており、国が定めた十四の専門旅遊項目の一つ「中国保健旅遊専門コース」となっている。祭りの間は、町中に提灯をつるし、五色の幔幕を張
Author: 写真·閻彤 文·劉東平 Year 1997 Issue 3 PDF HTML
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2533. 「公益広告」でモラルアップを
中国が市場経済に入ってからというもの、街頭、新聞、テレビには商業広告が溢れかえっています。人々がこれにちょっと食傷気味の近ごろ、一味違った広告が静かなブームになってきました。例えば、むき取られたリンゴの皮がくねくねと「ゴミはきちんとゴミ箱へ」の文字を綴っている図柄に、「社会道徳を守り、環境衛生につとめよう」の言葉が添えられています。あるいは、霧の立ちこめる草原に数本の木が高々と立っている画面に、「
Author: 写真·劉世昭 文·若虹 Year 1997 Issue 3 PDF HTML
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2534. 清·光緒款外紅釉裏三多碗
御用磁器とはもっぱら宮廷で用いられるために作られた磁器で、1300年前の唐代に始まったといわれる。宋代の著名な五大名窯(官窯、哥窯、鈞窯、定窯、汝窯)もすべて御用磁器をつくった。明·清代には宮廷のものは主に江西省の景徳鎮の御器廠で焼かれたが、需要の多いときには民間の窯も用いられた。故宮博物院には40万点近い磁器が収蔵されているが、その多くは歴代の宮廷の御用磁器である。その中の宮廷独特の器物は製作技
Author: 写真·馬暁旋 文·趙宏 Year 1997 Issue 3 PDF HTML
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2535. 絶対自由へのあこがれ荘子の生地·民権
前回は道教の始祖神に祭られる老子の生地を訪ねた。取材を終えて商丘方向に出、老子の足跡を追ってさらに西へと旅をつづけ、その手始めに昔から「老荘」と並び称される荘子の故郷·民権県で列車を下りた。民権県は河南省開封市の東約七五キロにある。巨大な荘子像の立つ民権の町荘子(前三六九~前二八六年)は名を周、字(あざな)を子休といい、宋の国の蒙邑(いまの商丘市に所属する民権県の北東)に生まれた。乱世に八十数年の
Author: 文·楊天乙 写真·郭実 Year 1997 Issue 4 PDF HTML
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2536. 清明
清明(せいめい)の時節(じせつ)雨紛々(ふんぶん) 路上(ろじょう)の行人(こうじんこん)魂を断(た)たんと欲(す) 借問(しゃもん)す酒家(しゅうか)何(いず)れの処(ところ)にか有ると
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1997 Issue 4 PDF HTML
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2537. 幻の「南少林寺」を発見した! 福建省福清市
史書によると、中国には二つの少林寺があり、「一つは中州にあり、一つは閩(びん)中にある」といわれる。中州の少林寺は「北少林」と呼ばれ、河南省登封の嵩山(すうざん)にあり、長い歴史と少林寺武術で天下に名を知られ、日本から訪れる人も多い。閩中の少林寺は「南少林」と呼ばれ、北少林寺が同祖同宗の寺として僧を送って創建したといわれるが、早い時代に消滅してしまった。「閩中」とは現在の福建省福州地区のことだが、
Author: 文·念琪 写真·劉世昭 Year 1997 Issue 4 PDF HTML
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2538. 八達嶺高速道路一部開通
北京郊外の八達嶺にある万里の長城と、近くの明の十三陵は、世界に名の知られた観光地だ。北京に来てここを訪れない観光客はいないし、その数は毎年増える一方だ。観光シーズンには観光バスが渋滞に巻き込まれ、長蛇の列をつくるのは日常の風景になっていた。北京市政府はこの状況を抜本的に改善するため八達嶺高速道路の建設を決め、昨年一月に着工。十カ月後の十一月十四日、第一期工事である北京―昌平間三一·二キロが早くも開
Author: 写真·宋連峰 文·若虹 Year 1997 Issue 4 PDF HTML
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2539. 清·蘇繍十一面観音像掛軸
この作品はチベット仏教独特の仏画の「唐卡(タンカ)」に属するもののひとつである。唐卡の種類と材料は多種多様で、布や紙に描かれた絵画、この作品のように刺繍した織物などがあり、題材も宗教画に限らず、歴史や社会風俗、天文、医学に関したものまである。壁画に比べ自由に描くことができ、携帯に便利で、壁などに掛けやすく、宗教の普及に役立った。唐卡の起源については定説がない。古代インドには「鉢陀」と呼ばれる布の仏
Author: 文·張淑賢 写真·馬暁旋 Year 1997 Issue 4 PDF HTML
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2540. 西に函谷関を出た老子―函谷関·楼観台
紀元前四七八年、ひとりの白髪老人が黒い牛に乗って鹿邑を後にし、西へ西へと旅をつづけていた。老子である。陳国が滅びた故郷の土では、今頃は楚の軍隊が威勢よく駆け回っていることだろう。老子は黙々として四方に危機を孕んだ中原の大地をくぐり抜けていった。まもなく諸侯が覇権を争う戦国時代の到来である。乱世を避けて、九十三歳の老人がさすらいの旅に出なければならないとは、時代の悲劇だと言ってよいだろう。しかし、ま
Author: 文·楊天乙 写真·郭実 Year 1997 Issue 5 PDF HTML