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Your search : [ author:写真佐渡多真子
文 原口純子] Total 4070 Search Results,Processed in 0.106 second(s)
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2511. 「蝦兵蟹将」「油爆蝦」「松鼠黄魚」
北京の什刹海(シーチャハイ)にある上海菜館は生粋の上海料理を食べさせる店として評判が高い。上海人は混じりっ気のない上海料理のことを俗語で上海本幫菜(サンヘイベンバンッエ)と言う。同じようにほかの地方の料理についても、純粋の北京料理なら京幫(チンパン)、蘇州料理なら蘇幫(スーパン)などと言う。郁三興(ユーサンシン)料理長は「本格的な上海料理を食べるには、北京ではまあ上海菜館しかないということですね」
Author: 文·写真 狄華 沈永淳 Year 1996 Issue 11 PDF HTML
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2512. 海浜レジャーのメッカ厦門(アモイ)
厦門は中国福建省にある有名な港で人口一二〇万人、同省第二の都市である。亜熱帯海洋性気候のため、夏冬ともに過ごし易く、年間の平均気温は、摂氏十二度で、一年を通じて観光に適している。風景は山、海、岩、洞窟、寺院、庭園、花、樹木すべてに秀で、さらに民族と地方の特色を備え、故城、古跡も豊富で歴史的な文物の観賞もできる。現在厦門には、①海上花園の鼓浪嶼②名刹南普陀③植物公園万石山④集美鎮の四つの遊覧区と一本
Author: 文·劉東平 絵·魯忠民 Year 1996 Issue 11 PDF HTML
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2513. 捕らぬ狸の皮算用
十二月がやってきた。北京の十二月には日本の師走のような浮き浮きしたなかにせわしく走りまわるといった感じはない。旧暦でお正月を祝うせいだろう。あの日本の師走の感じは旧暦の正月が近づく一月に入ってから感じられるようになるのだ。では、北京の十二月とはどんな月なのだろうか。会議が多い月、総括をする月、烤(や)きいも焼きぐりの香りが漂いはじめる月……そんな感じの月かもしれない。長いあいだ務めてきた現場の管理
Author: 文·李順然 題字·絵于叔方 Year 1996 Issue 12 PDF HTML
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2514. 明·堆朱「群仙祝寿図」円盒
漆の木は中国の中部以南の地方に大量に育っている。漆の樹液を簡単に加工してできる天然漆は中国の特産であり、これを金、銀、紅、緑などの顔料と調合し、色彩豊かな漆料ができあがる。中国の漆器の歴史は古い。文献としては『韓非子·十過』に4000年以上も前の舜、禹の時代に漆を塗った木器を用いた、という記述がある。また考古学的には、さらに古い6000~7000年前の浙江省河姆渡遺跡からも漆の碗が発見され、300
Author: 文·蕭琳 写真·馬暁旋 Year 1996 Issue 12 PDF HTML
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2516. 許さん一家の「草葉画」
わたしが初めて「草葉画」を見たのは一九九四年の秋であった。フィアンセ許莉(シュリー)の家で、たまたま手にした『くれえばん』という日本の雑誌に彼女の両親許延風(シュイエンフォン)と于玉珍(ユーユーチェン)の「草葉画」の紹介記事が載っていたのである。「これ、『草葉画』というのよ。全部草や葉や花びらを使って作るの」許莉は写真を指しながら得意そうに言った。「見て、このフクロウはカキの葉、この木の枝はセロリ
Author: 文·周衛軍 写真·馮進 Year 1996 Issue 12 PDF HTML
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2517. 「竹筒烤魚」と「彩蝶撲泉」
北京朝陽区の関東店南街に傣家村大酒店(ダイチアツンターチウティエン)という中国の少数民族ダイ族の料理を食べさせるレストランがある。竹造りの建物、色鮮かな民族衣装のウエートレスたちの醸し出す独特の零囲気が北京のグルメたちに受けている。彼女たちが竹筒からついでくれるダイ族の米酒を一口飲み、歌や踊りを楽しみながら料理を味わう時、ダイ族の食文化の精髄に触れる思いがする。この店の白幼林(バイヨウリン)総経理
Author: 文·写真 沈永淳 狄華 Year 1996 Issue 12 PDF HTML
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2518. 「五岳に仙を尋ねて遠きを辞せず」
旅立つ前に、リュックサックに荷物をつめながら地図を眺めていると、「五岳に仙を尋ねて遠きを辞せず、一生名山に入(い)って遊ぶを好(よし)とす」(「廬山謡盧侍御虚舟に寄す」)と詠んだ李白の詩句が、ふと脳裏に浮かんだ。幼いころから道教の影響を受けながら育った詩人李白は、一生道教と深い関係にあった。飲めば不老長寿になるという薬草の採集や煉丹に精を出したり、山奥に仙人の足跡を尋ねたりしただけでなく、唐の天宝
Author: 写真·郭実 文·楊天乙 Year 1997 Issue 1 PDF HTML
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2519. 爆竹 屠蘇 桃符
爆竹(ばくちく)の声中一歳除(せいちゅういっさいじょ)す 春風(しゅんぷう)暖(だん)を送(おく)って屠(と)蘇(そ)に入(い)る 千門万戸(せんもんばんこ)曈(とう)曈(とう)たる日(ひ)
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1997 Issue 1 PDF HTML
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2520. 光の列に輝く蛇の灯祭り 福建省樟湖鎮
福建省南平市樟湖鎮に伝わる蛇を敬う習俗は長い歴史を持っている。明代に始まったものだが、源流ははるか昔の閩(びん)越文化にさかのぼるといわれている。後漢の許慎は『説文解字』の中で「閩は越の東南にあり、意味は蛇の子孫」と記しているが、閩とは現在の福建省地方の古くからの略称であり、閩の中にある虫の字は元来は蛇の意味だ。六朝時代の『捜宝記』という書物には、閩北地方では蛇の害に悩まされることが多く、かつて一
Author: 文·王商書 写真·郭実 Year 1997 Issue 1 PDF HTML