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Your search : [ author:写真·文 何竜盛] Total 488 Search Results,Processed in 0.428 second(s)
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161. 焼麦(シャオマイ)
ふつう、蒸しまんじゅうである包子(バオズ)には、「発麺(ファーミィエン)」を用いる。発麺とは、小麦粉をこね、発酵させた生地のことで、その食べ物は、ふっくらとしてやわらかい。包子には、もう一種ある。発麺をつかわず、「燙(タン)麺(ミィエン)」を用いるものだ。燙麺とは、小麦粉を熱湯でとき、こねた生地のことである。発麺の食べ物のようにやわらかくはないけれど、しっかりとした歯ごたえがある。中国の人々は、こ
Author: 郭実=写真·文 Year 2003 Issue 9 PDF HTML
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162. 餛飩(フントゥン)
餛飩(フントゥン)(ワンタン)は、餃子(ジャオズ)(ギョーザ)のように、中国ではとても普遍的な麺食(ミィエンシー)(小麦などの粉で作った食べ物)だ。しかし、大晦日(おおみそか)に必ず食べる餃子と異なり、それは気軽に食べられる。ふつうは、朝食として作るが、焼餅(シャオビン)(小麦粉などをこねて焼いたもの)やマントウを添えれば、正式な食事にもなる。餛飩と餃子がハッキリと異なる点は、餛飩はスープに入れた
Author: 郭実=写真·文 Year 2003 Issue 10 PDF HTML
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163. 多層餡餅
多層餡餅(ドゥオツォンシィエンビン)烙餅(ラオビン)(小麦粉をこねて焼いた食べ物)は、中国の北方の人たちの日常食だ。その種類はとても多く、たとえば、千層餅(チェンツォンビン)、葱油餅(ツォンユウビン)、餡餅(シィエンビン)(具入りの烙餅)などがある。だれもが自分の好みに合わせて、独特なレシピを編み出すことができる。本社事務室の王桂芹さんは、「烙餅作りの名手」と言われている。自宅にある高圧鍋の底を使
Author: 郭実=写真·文 Year 2003 Issue 11 PDF HTML
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164. 撥麺魚児(ボーミィエンユィアル)
山西人は、好んで麺を食べる。その作り方もさまざまで、濃厚な地方色が表れている。本社翻訳部の副主任·郝慧琴さんは山西っ子で、北京での暮らしや仕事も長くなったが、小さいころ、母親によく作ってもらった「撥麺魚児(ボーミィエンユィアル)」が忘れられないという。撥麺魚児は、山西人が家庭でよく作る麺食(ミィエンシー)(小麦などの粉で作った食べ物の総称)の一つで、作り方はいたって簡単だが、山西人の自由で素朴な習
Author: 郭実=写真·文 Year 2003 Issue 12 PDF HTML
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165. 栗子焼白菜(リーズシャオバイツァイ)
栗と白菜の炒め「栗子焼白菜(リーズシャオバイツァイ)」は、本誌編集長室の張琴さんが作る家庭料理だ。料理の名前は材料の「板栗(バンリー)」(扁平で大きな栗)と白菜からつけられており、簡単でとてもわかりやすい。栗と白菜は北方の人たちが最もよく目にし、よく口にする食べ物である。板栗は北京北部の山地で取れる。収穫の季節になると、北京の街ではいたるところから甘栗を焼く香ばしいにおいが漂ってくる。その昔、白菜
Author: 馮進=写真·文 Year 2004 Issue 1 PDF HTML
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166. 湖と庭園の名城 揚州
「故人 西のかた黄鶴楼(こうかくろう)を辞(じ)し、煙(えん)花(か)三月 揚州(ようしゅう)に下(くだ)る」(李白の「黄鶴楼に、孟(もう)浩(こう)然(ねん)の広陵に之(ゆ)くを送る」より)。千年このかた、李白のこの名句に惹かれて無数の文人墨客が、江南の地の名城であるこの揚州に魅せられて、ここに永く滞在した。揚州は中国の江蘇省にあり、南は揚子江に臨み、北は「蜀岡」という山を背にしている。北京と杭
Author: 郭実=写真·文 Year 2004 Issue 2 PDF HTML
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167. 西(シー)洋(ヤン)参(シェン)炒(チャオ)鶏(ジー)絲(スー)
ハキハキとした性格の侯若虹さん(本社編集部)は、家族の「コック長」である。お嬢さんが大学に上がり、寮に入ってからは、夫との二人暮らし。生活もだいぶ楽になったので、薬膳料理に興味を持った。平日は書店によく通い、家庭薬膳に関する本をさがす。帰宅後は模索しながら料理を作り、やがて数多くの薬膳料理を習い覚えたのだという。そして友人が訪れるたびに、腕のほどを披露するのだ。友人たちがおいしそうに手作りの薬膳料
Author: 馮進=写真·文 Year 2004 Issue 2 PDF HTML
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168. 山楂肉干(シャンジャーロウガン)
青春まっただなかの王浩さんは、若くて有能な編集部員だ。三年前に大学を卒業して、わが社に入った。ふだんはガサツで荒っぽいが、いざ仕事となるといっしょうけんめいに力を注ぐ。じつに勉強熱心で、仕事が終わると友だちやガールフレンドに会うほかは、日本語の独学を続けている。料理にも多少の関心があるという。ガールフレンドが訪れる日は、腕まくりをしてみずから料理を披露する。台所は粗末だが、二人で過ごす甘いひととき
Author: 馮進=写真·文 Year 2004 Issue 3 PDF HTML
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169. タバコの葉色づく山あいの村
アシ(阿細)人は、中国の少数民族イ族の一支族である。おもな居住地は、雲南省紅河ハニ族イ族自治州弥勒県の「西三郷」と「西一郷」という場所だ。昨年初秋、西三郷の可邑(クイ)村を取材のため訪れた。そこは私に非常に深い印象を与えてくれた。可邑村は、標高一九三〇メートル。密閉型の溶岩が成長してできた高山地区だ。可邑村の「可」はイ族の言葉で、「吉祥の地」を意味するという。清の順治五年(一六四八年)に、畢武(ビ
Author: 馮進=写真·文 Year 2004 Issue 4 PDF HTML
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170. 仙(シェン)人(レン)掌(ジャン)炒(チャオ)牛(ニュウ)肉(ロウ)
編集長室の張琴さんは近ごろ、家庭料理の「仙人掌炒牛肉(シェンレンジャンチャオニュウロウ)」(食用サボテンと牛肉の炒め)を習い覚えた。食用サボテンには薬効があるため、それは薬膳料理とも言えるだろう。張さんによれば、食用サボテンの調理方法は多く、油で焼く、炒める、揚げる、あえる、スープにする等いずれもOKだという。ヨーロッパやアフリカの国々や日本では、食用サボテンがわりあい人気のようである。中国南方の
Author: 馮進=写真·文 Year 2004 Issue 4 PDF HTML